「生命科学系データベース アーカイブ(LSDB Archive)」では「BodyParts3D」という人体の詳細なオブジェクトが無料で公開されています。
データは筋肉、骨、血管、臓器など、それぞれ .obj で分かれておりその数なんと 934個!
しかもファイル名はすべてIDで記載!
どれがなんのパーツか全くわからない…
せっかく良い3Dモデルなのにもったいない…
ということで BodyParts3D の .obj を1つのシーンにまとめ、なんのパーツか分かるように名前を付け直しました。

これらをまとめて「3DAnatomyman」として .max / .blend / .fbx のファイル形式で無料公開しました。
レイヤー構成は「外皮/毛髪」「筋肉」「骨格」「内臓」で分けています。




※Gumroadの容量制限により最低価格は $1 を設定していますが、決済画面でプロダクトコードに “free-always3d” を入力することで無料になります
紹介映像









ライセンス
BodyParts3D 及び、3DAnatomyman のライセンスは CC BY-SA 2.1 JP となっています

このライセンスは、クレジットの表示と元の作品と同じライセンスの下に頒布というものです
クレジットは以下を表記して頂ければ問題ないかと思われます
○日本語表記
3DAnatomyman は、BodyParts3D © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 を改変して作成。
3DAnatomyman Always3D licensed under CC表示 継承2.1 日本
○英語表記
“3DAnatomyman”, is a derivative of “BodyParts3D ©” by ライフサイエンス統合データベースセンター, used under CC BY-SA 2.1 JP.
“3DAnatomyman” is licensed under CC BY-SA 2.1 JP by Always3D
モデルに関する注意事項
3DAnatomyman は BodyParts3D Release 3.0 から作成しています
より新しい Release 4.0 もあるのですが、パーツが無かったり命名規則が分かりづらかったので Release 3.0 を使用しています
あとはモデルに関して下記の注意事項があります(BodyParts3Dのリリースノートより)
モデルの改良ならび詳細化を継続中ですので、以下のような不完全な部分が存在します。
・リリース2.0と3.0で含まれるパーツが異なっています。そのため、Anatomography画面でリリースを切り替えた場合、表示が乱れる可能性があります。
・臓器モデル同士が干渉している場合や、必要以上に隙間が存在する場合があります。
・血管や気管等は本来中空の形状をしていますが、充実性に作製しています。
・現時点で3次元モデルとして作製できた臓器のみをデータベース化していますので、解剖学用語集[10]やFMA[7][8]のような 解剖学オントロジーで定義されている臓器が含まれていない場合もあります。
・パーツ間の包含関係は自動生成のため、関係の欠損や間違った関係が存在する場合があります。
引用 – BodyParts3D © ライフサイエンス統合データベースセンター リリースノートより
CCライセンスなどの注意事項はありますが、モデルは結構使えると思うのでぜひお試しください。
リンク
・LSDB Archive – 生命科学系データベース アーカイブ
・データベースの説明 – BodyParts3D | LSDB Archive
・DBCLS | ライフサイエンス統合データベースセンター