Maxon は CINEMA 4D R23 をリリースしました。
今回のバージョンアップでは、キャラクターアニメーション、UV編集、モデリング、ワークフロー、Magic Bullet Looks搭載、シーンノード搭載などの機能強化や追加がされています。
キャラクターアニメーション
・アニメキャラクター用のセットアップリグを追加
手や足のサイズ変更など、アニメ的な表現が可能なリグ
・表情用のフェイシャルリグ
ジョイントベースのため、表情を自由に作ることが出来る
・ポーズライブラリ
ポーズを登録し、階層構造が同じキャラクターに割り当てできる
・デルタマッシュ
変形したメッシュをスムーズにする機能
・キャラクターソルバー
モーキャプデータを他キャラクターに割り当てる機能が進化。プロポ―ションの異なるキャラにも割り当てできるようになった
・Moves by Maxonへの対応
Maxonのモーションキャプチャアプリ「Moves by Maxon」が標準機能となった

シーンノード
・シーンノードを搭載
ノードベースによるプロシージャルなモデリングやアニメーションを実現
※R23ではまだプレビュー機能

アニメーションワークフロー
・属性マネージャとタイムラインにおけるフィルタ機能
アニメーション設定されているパラメータやキーフレーム選択範囲のみや、トラック名などでフィルタできるようになった
・Fカーブの自動フレーミングモード
Fカーブモードで、自動フレーミングモードが選択できるようになった
・キーフレームの自動記録は既存トラックのみに
・シーンの時間とプレビュー範囲が連動
・マーカー作成の新機能
作成時に数値入力を行ったり、複数のタイムラインを一括作成できるようになった
・イーズのコピー&ペースト
Fカーブのイーズのカーブをコピー&ペーストできるようになった

UV編集ツール
・複数オブジェクトのUVを一括編集
複数オブジェクトのUVを一つのUVエディタで表示と編集ができるようになった
・スナップ機能
UVエディタでポイントやエッジなどにスナップできるようになった
・整列、直線化、格子配列
選択したエッジに基づいてUVアイランドを整列したり、選択したエッジを直線化したり、UVアイランドを格子状に整列したりできるようになった

モデリング
・リメッシュジェネレータ
どんなメッシュも極力均等で四角ポリゴンに変換する。ジェネレーターなのでポリゴンの密度をいつでも変更可能。
・デフォーマが改善
デフォーマが影響を受ける向きを描画するようになった。
さらに、変形される向きを後からクリックで変更できるようになった
・頂点マップに反転をオプション
頂点マップタグに反転のオプションを追加

ワークフロー改善
・Python 3.7.7をサポート
・OBJのサポート強化
連番OBJ、UTF-8、Adobe Dimensions、頂点カラー、ポイントクラウドをサポート
・FBXのアップデート
バインドされたジョイントのみエクスポートできるようになった
アニメーションのテイクの書き出しにタイムラインマーカーが選べるようになった
・USDのサポート
ジオメトリ、カメラ、ライトのインポートとエクスポートに対応
・画像ビューアーで透過表示
アルファチャンネルのある画像を画像ビューアーで表示したときに、背景がチェック模様で表示できるようになった
・Magic Bullet Looks
カラーグレーディングツールの「Magic Bullet Looks」がレンダリング特殊効果として適用できるようになった
・ビューポートのクオリティアップ
ビューポート表示での反射マテリアルの表面粗さをサポート
